© Copyright 2014 by KINASA NAGAO with Wix.com

  • Wix Twitter page

【一日一話】「ラスト・シャーマン」第三章 第二話 策略の戦

September 12, 2017

「……張政様。ひとつ伺ってもよろしいですか」

 

 少し間を置いて、男鹿は張政に問いかけ、老人は微笑みを浮かべながら頷いた。

 

「今回の戦は、魏の意向によるものですか」

 

 張政は目を見開き、驚きの表情を見せた。

 

「魏がこのような小国に、あなたを長年留め置き、親身に尽くして下さる理由が、ずっと分かりかねておりました。難升米が銀印を賜るのに値する人物かどうか、見極めるためであれば、とっくにその役目は終えているはず。ですが……」
 
第二話 策略の戦


 

 

 
 
張政(ちょうせい)は魏の役人で、邪馬台国に派遣され、その後20年近くを過ごしたとされています。
壹与を時には叱咤したともあり、政治に深く関わり、女王から信頼されていた様子がうかがえます。
しかし、その目的ははっきりしておらず、なぜ20年間も小国の倭国に留まり続けたのか疑問が残ります。
今回は、そんな疑問に対して私なりの仮説を立て、ストーリーに組み込んでみました。
 
イラスト/なな色みらん

Please reload

Featured Posts

クラウドファンディングで自費出版をすることになりました

April 18, 2018

1/1
Please reload

Recent Posts
Please reload

Search By Tags
Please reload