【一日一話】「ラスト・シャーマン」第三章 第四話 剣の舞
- 長緒 鬼無里
- 2017年9月14日
- 読了時間: 2分
「貸せ!」
覇夜斗はそばにいた兵から弓と矢を奪い取ると、人波の向こうで弓を構える男に向かって矢を放った。 矢を胸に受けた男は、くぐもった声を上げてその場に倒れた。 第四話 剣の舞

なな色みらん画 今回は、私の親友で色鉛筆画家の「なな色みらん」ちゃんをご紹介します。 彼女と私は、学生時代からの付き合いです。 とはいえ、平凡な主婦だった以前の私にとって、歌を歌い、絵も描く彼女は、とても眩しい存在でした。 子育てもひと段落したある日、無趣味なことを嘆く私に、彼女は「昔何かしていたことはないの?」と尋ねてくれました。 「そういえば……」と、高校生の頃に書いた小説のことを口にすると、すかさず彼女は「読ませて」と言ってくれたのです。 それが、「ラスト・シャーマン」の第一章でした。 やがてそれを読み切った彼女は、今度は「面白いから続きを書きなよ」と言ってくれました。 そんな彼女からの励ましに支えられ、四半世紀もの時を越えて、この物語は完結したのです。 人生の後半に向けて、新たな可能性を広げてくれた彼女に、今は感謝しかありません。 彼女自身も、その多才さゆえに「音楽か、絵か」という選択に長年悩み続けていましたが、素敵なパートナーと巡り合い、彼からの助言もあって、絵に生きることを心に決めたようです。 そんな彼女を、今度は私も微力ながら応援していけたらなと思っています。 なな色みらん「色鉛筆画の世界」
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