その夜、壹与は明石国の宮殿内の寝所で眠りについていた。 すきま風の冷たさに目が覚め、天幕を持ち上げて戸口の方へ目を向けると、壁際に座った姿勢で眠る男鹿の姿があった。 彼は肩に立てかけた剣に寄りかかるようにして寝息を立てていた。 室内には天幕で仕切られた場所に男鹿の分の寝床も用意されていたが、いつ敵が現れても壹与の身を護れるよう、彼はこのような休み方をしていたのだ。 第三話 望まざる運命
以下はすでに終了しているイベントです。 昨日は早速、「古墳・はにわフェス」にて販売中の、書籍版「ラスト・シャーマン」を何人かの方々がお買い求めくださいました。 その中にはネット版をすでに読んでいるにもかかわらず、「やっぱり本としても読みたい」と言ってくださる方もいらっしゃいました。 私のような無名作家の書籍を内容を知らずにご購入いただくのは確かに難しいのですが、それでも「ネットか書籍か」の内のどちらかではなく、「両方」と言っていただけることに大きな喜びを感じています。 ご購入いただきました皆様、本当にありがとうございました! 本日は仕事のため行けませんが、明日は朝から16時頃まで店頭に立つつもりでいます。 もちろん、本日もフェスは絶賛開催中ですので、是非とも足を運んでみてくださいね。 追伸 フェスは8日までですが、都合により私の本は7日17時頃までの販売となります。