カミングアウト
- 長緒 鬼無里
- 2015年8月1日
- 読了時間: 4分
今回は、同人本とは直接は関係ないのですが…。
私は、小説やイラストを書いていることを家族にこれまで内緒にしてきました。
それは、主人が趣味にあまり価値を認めない人なので、馬鹿にされると思っていたからです。
スポーツや釣りなど、娯楽と割り切れる趣味はまだいいのですが、芝居や絵を趣味にしている人に対しては、「芽もでないのにまだやってんの?」というスタンスです。(小説もその部類)
そんな冷ややかな目で見られながら活動するのが嫌だったので、ずっとこそこそしてきたのです。
今までは無料サイトの「小説家になろう」で配信してきたので、それでも問題はありませんでした。
でも、今回は同人本の販売をすることになるかと思いますし、印刷屋さんの調査目的もあって、電子書籍での出版も考えているので、もうこそこそという訳にはいかなくなってきました。
主人は公務員で、私は扶養の範囲内で収入を調整しているため、万が一増えると色々問題が生じてくるからです。
今朝、子ども達が学校に行ったあと、とりあえず意を決して切り出しました。
「電子書籍を出そうと思うんだけど…」
「うん」
意外に驚いた様子も無く、こっちが少し拍子抜け。
「エッセイでも書くん?」
「いや、小説」
「ノンフィクションかなんか?」
「ううん。歴史物…」
「ぷっ」
「…今、鼻で笑いましたね?」
「いや、笑ってないよ。ぷぷぷ」
予想通りの反応にかなりむかつきましたが、確かに日頃の私を見ていたらそう思うと思います。
三国志や戦国時代が好きな主人に対して、私は武将のひとりも語れないのですから。
そんな歴史音痴な嫁が、歴史小説を書いてるなんて、想像もしていなかったでしょう。
「まあ、売れてすぐにお金が入るんじゃなく、何ヶ月かずれるんでしょ? 前もってわかった時言ってくれたらいいよ」
「むっちゃ売れることはないと思うけど、一応前もって言っといたほうがいいと思って…」
「そりゃそうだ。ぷぷぷ」
勇気を振り絞って言ったのに、なんかむかむかしますが、とりあえずこうしてカミングアウトをしてしまいました。
でも、やっぱり馬鹿にされそうなので、これからもこそこそ活動はかわらなさそうです。
ここで、電子書籍(Amazon Kindle)について現在調べてみた内容を記しておきます。
電子書籍の出版も、私は代理店に頼まず、自力でしようと考えています。
出版する方法は、出版が成功してから詳しく説明させていただくとして、その前知識としてご覧ください。
最新情報でない可能性もありますので、もし誤りがあったら正しい情報を教えていただけるとありがたいです。
まず、印税について。
こちらは30%と70%(ただし別途通信費がかかる模様。重たいデータや海外から発注があった場合、意外に高くつく?)から選べます。
70%を選択した場合、無料販売期間が設けられ、無料でも印税はAmazonが補填してくれるというありがたいサービスがあります。
無料キャンペーンなどの宣伝をよく見かけますが、これを利用されているのですね。
ただし、70%にする場合、別サイトやブログなどで作品を販売してはいけません。
それは無料の場合でもアウトです。
私は、「小説家になろう」に掲載しているものは現状のまま置いておくつもりですので、30%の方を選択するつもりです。(リマスター版を電子書籍化する予定)
入金について。
Amazonはアメリカの会社なので、海外からの入金になるらしく、手数料が馬鹿にならないみたいです。
3000円の入金に手数料が3000円かかったら、「なんのこっちゃ?」となりますよね。
そこで海外からの入金手数料のかからない銀行がよく紹介されています。
今は国内からの入金も対応したかも?という記事も見かけたのですが、確認がとれていないので、わかり次第またお知らせさせていただきます。
税金について
入金の場合と同じく、Amazonはアメリカの会社なので、下手するとアメリカと日本の両国から源泉徴収されることがあるそうで、Employer Identification Number(EIN)なるものをアメリカに申請する必要があるようです。(もちろん、英語の文書)
これも少し情報が古いので、簡素化されているかもしれません。
※現在はAmazonのサイトからアンケートに答えて行くようなイメージで登録できるようです。(2015年8月3日追記)情報提供ありがとうございました!
まだ調べ始めたばかりなので、曖昧な部分が多くてすみません。
わかってきたら、追って報告させていただきます。
でも、まあ何と言ってもAmazonは海外の会社なので、色々面倒なことも覚悟しておいたほうがいいかとは思います。
だからこそ、それらもひっくるめてカバーしてくれる代理店さんがある訳です。
それを考えると、楽天のkoboの方が日本企業なのでやりやすいのかもしれませんが、そちらはまだ調べていないので何とも…。(英語大好きな社長だし…)
とはいえ、どれもある程度本が売れたら起こってくる問題です。
とりあえずAmazonに売り上げの支払いをストップしておいてもらって、まとまった金額に達してきたら手続きをするのもアリのようですから、慌てる必要はないみたいです。
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